マンドリンとは?

現在日本にあるマンドリン団体のほとんどは「マンドリンオーケストラ」を構成して活動しています。
我らがKGMCもそんな学生団体の一つ。「ギター」と「マンドリン」以外にも魅力的な楽器が存在します。

Mandolin‐マンドリン‐

イタリア発祥の撥弦楽器。ウクレレより一回り大きいくらいのコンパクトサイズです。ギターのように左手で弦を押さえ、右手のピックで弦をは じきます。「トレモロ奏法(※)」という奏法を主に使います。合奏の場合、1stパートと2ndパートに別れて演奏することがほとんどです。メロディーを 担当することが多く、花形の楽器といえます。

(※)「トレモロ奏法」…金属の弦をピックではじいて弾く楽器なので、単音では音が長続きしません。その為、持続音を出すには同じ音を細かく連打?する「トレモロ奏法」が取られます。
ドリン以下ドラ、チェロの三つは「マンドリン属」の楽器で、それぞれ大きさと出せる音域は違えど、楽器の造りや弾き方は三つともほぼ同じです。

Mandola Tenor‐マンドラテノール‐

 マンドリン系楽器で二番目に小さい楽器で、マンドリンより1オクターブ下の音がでます。合奏においては旋律と伴奏をつなぐ中低音を担当し、主に内声部として活躍します。曲によっては主旋律や伴奏をも受け持つ何でも屋で、おいしいパートです(笑)

Mandolon Cello-マンドロンチェロ-

 駒大で使用しているマンドリン系楽器の中で一番大きく、低音を出す楽器。写真だと分かりにくいかもですが、ギターとほぼ同じくらいの大きさ です。上の二つの楽器とは違ってあまりメロディーを弾く機会は無いけれど、その渋い音に惹かれてチェロパートを志願する人は少なくありません。

 チェロ以下ギター、ベースの3パートを駒大ギタマン部では「リズム隊」と呼ぶことがあります。伴奏やベースラインを担当する彼らは常に正確なテンポで音を刻むことを要求されます。故に「リズム隊」。早くなりがちなメロディー担当パートは彼らにいつも助けられてます。

Classic Guitar-クラシックギター-

 独奏で、多重奏で、はたまた合奏で活躍するオールマイティーな楽器。知名度はマンドリンより遥かに上ですが、和音で弾くので慣れないうち は音取りに時間がかかるかもしれません。合奏の中では、伴奏を担当する大事なポジションで、一気に複数の弦を弾くラスゲアード(ストローク)奏法とアルペ ジオ(分散和音)奏法が特徴的です。爪と指ではじいて弾く為、熱心な人は爪の手入れに余念がありません。

Contrabass-コントラバス-

 一般のオーケストラで使われているものと同じです。主に弓を使用して弾きます。とても大きな楽器で、ラッシュ時の京浜東北線にこれと一緒に乗ることは死を意味します。ベースラインを担当するため、楽譜は全音符、二部四分音符のオンパレードで単調に見えますが、あるのと無いのとでは曲の仕上がりもだいぶ変わってくる大事な楽器です。